効率的な英単語の覚え方:Boost your vocab



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あぁ、暗記パン欲しい🍞

私は高校生の頃、英単語の暗記が大嫌いで大学受験(筆記)を諦めました。

「Apple=りんご」「implication=意味あい、暗示するもの」「crucial=非常に重要な」...
覚えては忘れ、覚えては忘れの繰り返し。
…これを6000語も暗記するなんて無理!!!

大人になってからも単語暗記はできるだけ避けてきました。
できるだけフラッシュカードを使わない方法を選んできました。
それでも単語はある程度覚えているのです。だってTOEIC 800点台とれたんだもの。

英語に触れる中で、比較的すぐに単語が覚えられるときと、全く覚えられないときがあることに気づきました。

英語ペラペラになりたかったら語彙力は必須。
もし、スッと英単語を覚えられる方法があったら…?

Let’s check it out ♪

NG:1単語を1回で覚えるために時間をかける

まずはじめに、英単語を覚えるためにやってはいけないこと。
それは1回の暗記に時間をかけることです。

エビングハウスの忘却曲線は有名ですね。
あちこちで解説されているので、ここでは省略します。

朝日デジタル|エビングハウスの忘却曲線とは 最適な復習タイミングと注意点を解説
エビングハウスの忘却曲線とは 最適な復習タイミングと注意点を解説 | ツギノジダイ

エビングハウスの忘却曲線とは 最適な復習タイミングと注意点を解説 | ツギノジダイ

エビングハウスの忘却曲線とは、時間経過にともなう記憶の変化やメカニズムについて研究したものです。このメカニズムを知ることで、人材育成の効果を高めることが可能になります。本記事ではエビングハウスの忘却曲線と最適な復習方法を、組織コンサルテ…

どうせすぐに忘れるのだから、1回の暗記に時間をかけたらダメです。
だから、単語を繰り返しノートに書き出したり、「Apple=りんご」を10分間繰り返してもそのうち忘れます。

忘れそうな時にもう1回、これを繰り返すことがお勧めされています。
間隔反復(かんかくはんぷく/spaced repetition)と言います。

反復するほど記憶に残りやすいのですが、なかなか覚えられない単語ってありますよね。

暗記しない、理解するのだ

以前、オンライン英会話講師に「どうやったら英単語を効率的に覚えられますか?」と聞いたら「覚えるんじゃなくて理解するのよ」と言われました。
その意味がよく理解できないままレッスン終了してしまいましたが、だんだん「こういうことかな」というものが形になってきました。

脳みそに感動を与える

人は、感動が大きければ大きいほど & ひもづく情報が多ければ多いほど、ものごとを覚えやすくなります。つまり脳に刺激を与えることが英単語取得のポイントです。

もし、自分の推しに告白されたら…?。
それが何月何日なのか、どのような情景なのか、どのような会話だったのか、どんな感情だったのか、五感すべてで感じたことを一生忘れられないでしょう。

POINT

英単語を習得する際は五感に訴えよう

ビジュアル化

まずは視覚に訴えます

単語をイメージ画像に変換しましょう。静止画ではなく動画でイメージするとより記憶に定着しやすいです。

単なる文字列として単語を覚えるのではなく、その意味を思い描いてみてください。
画像は文字情報だけでは伝えきれない多くの情報を与えてくれます。
その単語が持つコアイメージを画像でつかむことによって、その単語を使うのにピッタリな場面を、おのずと理解できるようになります。

例えば、"precipitate" という単語。

「引き起こす」「促進する」「投げ落とす」「真っ逆さまに落とす」「沈殿させる」「(雨や雪を)降らせる」などに訳されます。この単語のコアイメージは「上から下に頭からボトッと投げ落とす」です。

Canbridge dictionaryで例文を見ると、「病気に陥る」「異性に惚れ込む」「がらっと環境が変化する」などがあります。これは単純な1対1の和訳では思いつかない例文ですね。 https://dictionary.cambridge.org/example/english/precipitate

precipitate in a sentence | Sentence examples by Cambridge Dictionary

precipitate in a sentence | Sentence examples by Cambridge Dictionary

Examples of precipitate in a sentence, how to use it. 97 examples: In the absence of the complementary globin chains, the excess unbound - or…

単語 "precipitate" を見たとき聞いたときに、常に画像を連想することで、"precipitate"の真の意味やニュアンスを理解できます。
もし文章中で "precipitate" を見たときにピッタリの日本語訳が浮かばなくとも、前後関係とこの画像イメージから内容を推測できます。
また、英会話で日本語を仲介せずに済むので、言いたいイメージから連想して "precipitate" という言葉がとっさに出てくるようになります。

POINT

単語はビジュアル化しよう

語源

英単語の意味を知らなくても、なんとなく意味や使い方を推測できる方法があります。
それが「語源を理解する」という方法です。

実は英単語は古代のラテン語、ギリシャ語などいろいろな言葉が組み合わさり進化しながら今の形になりました。

例えば "precipitate" は、

  • ラテン語/  prae [前方に] + caput [頭] + ate [動詞化 or 形容詞化] 

で構成されていて、頭から飛び込むとか、突き落とす、投げ落とす動きを表しています。
※諸説あります。

そこから派生して現在では、「(十分な準備もなく)何かが勃発する」「強い力で人や物を高いところから投げる」「液体から固形物が沈殿する」という意味で使われるようになりました。

辞書を引いたけど意味が多すぎて覚えられない、単語を見ても意味が覚えにくいという場合には、辞書の末尾に語源が解説されているので、それを読むとコアイメージやニュアンスがよく理解できます。

語源を解説しているサイトも要チェックです。

Online Etymology Dictionary

Online Etymology Dictionary

世界最高峰の英語語源辞典。これは一味違う英英辞典で、英単語のそれぞれの意味の由来、歴史、年代がいっぺんにわかる百科事典です。

語源の例

  •  biology [生物学] = bios [生命] + logos [学問]  /ギリシャ語
  •  automobile [自動車] =autos [自己] + mōtor [移動]  /ギリシャ語
  •  photograph [写真] =phōs [光] + graphein [書く/描く]  /ギリシャ語
  •  telescope [望遠鏡] =tele [遠く] + skopeo [見る]  /ギリシャ語
  •  compassion [思いやり、慈悲心] =cum [共に] + pati [耐える] + ion[名詞化]  /ラテン語

「英語以外の言語なんて覚えられないよ~」と思うでしょうが、しばらく継続すると、似たスペルを持つ単語を見たときに、辞書で調べなくても「bioがついてるから命に関係ありそうだな」「comがついてるから"双方"という意味だな」とか、意味が予測できるようになるのでオススメです。

POINT

語源で意味を推測しよう

接頭辞と接尾辞

接頭辞は単語の先頭、接尾辞は単語の末尾につく文字で、それぞれ意味があります。
多くの英単語は接頭辞+語根+接尾辞で作られています。

接頭辞と接尾辞を理解しておくと、未知の単語でも意味を解読できますし、語彙力が爆上がりします。がむしゃらに暗記しなくていいんです。

接頭辞の例

接頭辞 "un-"は、「否定や逆転」を意味します。

  • un + happy = 否定+幸せ =不幸
  • un + fair = 否定+公平 =不公平

接尾辞の例

接尾辞 "-able" は「できる」という意味があります。

  • accept + able = 受け入れる + できる = 受け入れられる
  • believe + able = 信じる + できる = 信じられる

接頭辞と接尾辞を組み合わせた例

  • unacceptable = un + accept + able = 受け入れられない ⇒ 許容できない
  • unbelievable = un + believe + able = 信じられない

接頭辞と接尾辞を知っていればなんとかなるかも?

接尾辞は単語の品詞を変えることができます。動詞しか知らない単語を名詞にしたいとき、接尾辞の "-tion" をつけると意外と正解だったりします。

例えば「継続する」という動詞を「継続」という名詞にしたいときは、

  • continue + tion = continuation

でOKなんです。

一番文字数の多い英単語

ところで、一番文字数の多い英単語と言われる " pneumonoultramicroscopicsilicovolcanoconiosis " の意味をご存じでしょうか?

答えは「塵肺症」です。和訳してもよくわかりませんが、細かく分解すると、和訳よりも理解しやすくなります。

"pneumonoultramicroscopicsilicovolcanoconiosis" を分解すると…

pneumono + ultra + microscop(e) + ic + silico + volcano + coni + osis
[肺の][超][小さい][視野][のような][ケイ素][火山][塵の][症状]

となり、

限外顕微鏡でないと見えないほど超微細なシリカでできた火山性の塵(つまり火山灰)による肺の症状

という意味になります。「塵肺症」でも塵が原因の肺の病気ということは想像できますが、英単語を解読したほうがより具体的に理解できますね。

"pneumonoultramicroscopicsilicovolcanoconiosis" という単語そのものを暗記するのは難しいですが、暗記しなくても意味を理解できるようになります。

POINT

接頭語と接尾語から芋づる式に語彙力を伸ばそう

発音

続いて、聴覚と触覚(声の感覚)に訴えます
単語を目で追うだけよりも、発音して音を聞くと、圧倒的に記憶定着率が上がります。

ところで、"jealousy" の意味はわかりますか?

私は単語アプリにこれが表示された時、とっさに意味が出てきませんでした。
単語アプリで発音を聞くと "dʒéləsi/ジェラシー"、そう「嫉妬」でした。
日本語でもジェラシーなので簡単ですね。

もし、「ジェァロウスィー」などとローマ字読みで覚えてしまったり、正しい発音(特に l と r)で覚えていないと、次に見たときに思い出せなくなります。

今は校正アプリが優秀なのでスペルを覚える必要はあまりないですが、読むときにスペルと発音がリンクしていないと、意味を理解できない場合が多いです。

逆にスペルがわからなくても正しく発音できれば、会話は困らないです。

音節に区切る

音節といって、母音ごとに区切ると接頭辞、語根、接頭語をはっきり理解できるようになり、単語の意味をイメージしやすくなります。発音も圧倒的に改善します。

  • 例えば、"communication" は5つの音節で構成されています:com-mu-ni-ca-tion

例外はありますが、だいたいスペルと発音には法則があります。
慣れるとスペルをみれば脳内で自動音声が再生されるようになりますよ。

POINT

音読してスペルと発音を脳に焼き付けよう

まとめ+オススメ英単語アプリ

安心してください。英単語はすぐに覚えられなくて当たり前です。
何度も繰り返し単語に触れることで、脳に英単語を染み込ませましょう。
英語学習は自動車の運転みたいなものです。
単調にフラッシュカードをめくるよりも、いろいろなテクニックを使って効率的に語彙力を増やしましょう!

POINTのまとめ

  • 英単語を習得する際は五感に訴えよう
  • 単語はビジュアル化しよう
  • 語源で意味を推測しよう
  • 接頭語と接尾語から芋づる式に語彙力を伸ばそう
  • 音読してスペルと発音を脳に焼き付けよう
  • 私は、これらのPOINTを網羅した英単語アプリ「究極英単語」を使っています。
    たくさん英単語アプリを試しましたが、結局ここに戻ってきます。

    究極英単語

    みなさんも、自分に合うやり方を見つけてくださいね😸

    Repeat, Repeat, Repeat, and Have Fun!!📣

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